
こり改善には、日々のストレッチの継続や運動による筋肉の”じん性向上”が必要と言い続けてきました。
その目的は”痛くなる前の予防”に他ならないのですが、実は”こり改善方法”にはストレッチ運動の他に、不足がちな栄養素を体内に取り込み、からだの中からこりを改善する”サプリメント摂取”という方法があります。
こり改善・解消の補助をしてくれるものが「サプリメント」の位置付けです。
ただ、サプリメントと言っても闇雲に何でも効果があるのかと言えばそうでもなく、ただの栄養剤にしかならないものもネットの中には存在します。
サプリメントの大半は「健康補助食品」になりますが、服用にあたっては健康への安全性や個人のアレルギーなども考慮して選ぶ必要があります。
今回のお題は、サプリに頼る前に知っておくことと、”こり改善”に役立つサプリメントを選ぶ4つのポイントについてご紹介します。
サプリメント服用の安全性~サプリに頼る前に知っておくこと!
毎日の食生活の中で得られる栄養素は限られたものになります。
例えば”こり改善”に効く栄養素は、野菜などに含まれるビタミン群になりますが、厚生労働省が推奨している必要な野菜量は1日に350gです。
普通のご家庭で食べるサラダが100g程度ですから、この量を食べるとなると毎日大皿数枚分のサラダを食べなければならないことになります。
できるだけサプリメントに頼らず、自然食材から”こり”に効く栄養素が摂取できればそれに越したことはありませんが、現実的には自然食材からだけでは摂取できない栄養素もたくさんあるのです。
では、”こり改善”に効果のある自然食材や栄養素とはどんなものがあるでしょうか。
ご存知のとおり、ビタミンE、ビタミンB群、ビタミンCがそれに当たります。
”こり改善”に効果的な栄養素 | |
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栄養素 | その改善・解消効果と含まれる主な食材 |
ビタミンE | <効能および効果> ・医薬品としても「末梢血行障害」に対し効果が認められているもので 血液循環を良くするもの <多く含まれる食物> 煎茶、アーモンド、唐辛子、鮎、抹茶、マヨネーズ、菜種油、あんきも かぼちゃ、サーモン、紅茶、ほうれんそう |
ビタミンB群 | <効能および効果> ・体内でブドウ糖がエネルギーに変わるのに必要なもの 不足すると筋肉に疲労物質である乳酸を作り出す <多く含まれる食物> 酵母(パン酵母)、即席中華麺(油麺)、ごま、まいたけ、豚肉 うなぎ、大豆(納豆)、サーモン、小松菜、鰹節 |
ビタミンC | <効能および効果> ・ビタミンEと同時に摂取することで酸化を防ぐ ・疲労感を取り除く効果 ・ビタミンCはストレスで消費されやすいので多めに摂取 <多く含まれる食物> 果物、じゃがいも、ブロッコリー、パセリ、ピーマン、めんたいこ |
定番食材 | 生姜、高麗にんじん、イチョウ葉、ネギ、ワカメ等 |
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すべて覚えのある食材です。”なーんだ!これを食べればいいだけじゃん♪”
と思いますよね!でも、ここに落とし穴があるんです。
例えば、人間に必要なビタミンEは1日8mgと言われていますが、食材で言うとほうれんそう2束、かぼちゃなら1/4個程度に相当します。
頑張れば食べられない量ではありませんが、毎日は続けられないし、あまりにも現実的ではありませんよね。
今一度、定番食材を見てみましょう。
こう見ると、一部、イチョウ葉などを除いて身近で手に入りやすい食材ばかりですよね。一番身近な料理は”しょうが焼き”でしょうか。
しょうがはからだの新陳代謝を活発にして、体内保温効果を良くすることで有名ですね。
血流不良を改善させて肩こりを鎮める効果があります。
それに”こり改善”に効果のあるビタミンB群を多く含んでいるのでいるので、”こりで弱った筋力を回復したい”といったときに良く食べられているのはそういった理由からです。
私の場合は仕事柄、不規則な生活を送らざるを得ない状況なので、半分諦めてストレッチ運動をしながら補助的にサプリメントを服用しています。(もちろんしょうが焼きも)
”こり改善”に効くサプリメントを選ぶ4つのポイント!
サプリメントを愛用されている方は、どの成分が自分に不足しているかを見極め、安全性や有効成分、人気にも拘って自分に合ったサプリを選んでいます。
もちろん、自分が食物アレルギーなどを持っていたら、その成分を含んだものは除外しますし、価格も選択肢の一つです。
そういったことを含めてサプリメントを選ぶポイントをまとめてみました。
なお、本来、医薬品はサプリメントではありませんが、このブログでは健康補助食品も含めてすべて「サプリメント」という表現をしています。
”こり改善”に効くサプリメントを選ぶ4つのポイント | ||||||
今やサプリメントは、コンビニでも売られる時代です。効果の少ない商品が出回っている中で、失敗しないサプリメントを選ぶPointをまとめてみました。 | ||||||
Point.1 | 安全性: 医薬品・医薬部外品・サプリ |
Point.2 | 有効成分: 定番ビタミンE配合 |
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・医薬品は厚労省が有効成分の効果を認めたもの。医薬部外品は許可した効果・効能に有効な成分があるもの。できればどちらかを選びたいものです。 | ・ビタミンEは、抹消血行障害に対して血液循環を高める効果があります。多くの医薬品にもこの成分が配合されています。 | |||||
Point.3 | 取扱いサイト: 人気・評判、クチコミ |
Point.4 | 価格: 継続性の維持 |
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・サプリを扱っているサイトへ訪問し、効能や成分、製造方法、評判などを確認した上で、購入することが大切です。(ここ重要!!) | ・サプリメントは、継続的に服用するものです。値段が安すぎず高すぎず、負担にならない物を選びましょう。(これも重要!!) |
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以上のように選択肢はたくさんありますが、ただ、サプリメントばかりに頼っていては根本的な改善にはなりません。
サプリメントはあくまでも”補助食品”と捉えて、基本は食生活を変えて栄養素を摂取するのが一番健康的な方法です。
ここで私の本音を言いますと、我が家では自然食品だけでは摂取できないといったものを除き、サプリメントに頼る前にビタミンE、B群、Cを多く含んだ食生活に変えていました。
が、私一人だけ家族と別メニューというわけにもいかないので、なかなか改善はできていません(笑)。
こり改善サプリメントとの上手な付き合い方!
”こり改善”に効果のある栄養素を手っ取く摂取するためには、サプリメントに頼るのが効果的ですが、長く服用するものだし安全が確保されていて、しかも自分の症状に合ったサプリを選ぶ必要があります。
これからサプリメントを試してみようという方は、成分や効能、値段、売れ筋やクチコミ、市場性などを考えて選ぶことをおすすめします。(もちろんアレルギーもです)
自然食材の摂取を最優先し、サプリメントはあくまでも補助食品として併用するといったやり方をすれば効果的です!その方が基礎体力も維持できるからです。