今だ改善の兆しのない肩こりや眼精疲労に悩まされていますが、最近その症状が悪化の一途を辿って、とうとう”「特発性顔面神経麻痺(ベル麻痺)」”という病気にかかってしまいました。
(顔面の表情筋が動かなくなる病気で顔左側の筋肉が麻痺状態)
肩こりや眼精疲労と「特発性顔面神経麻痺」との因果関係は、今だ医学的に解明されていませんが、私の中で急に発症した状況や症状その他を考えると、”急性肩こりと眼精疲労が原因でこうなったのでは?”との見方をしています。
今その治療に専念していますが、医師から処方された薬の成分をよく良く調べてみると、ウイルスの増殖をおさえる薬以外は、あの有名な医薬品「アリナミンEXプラス」や「ビタトレールEXP」といった医薬品と同じような成分なんですね。
”目の疲れ”、”肩こり”、”腰の痛み”を緩和する医薬品として市販されているものですが、医師から処方された「特発性顔面神経麻痺(ベル麻痺)」の治療薬は、”肩こり緩和”、予防にも効果があることを始めて知りました。
「特発性顔面神経麻痺」発症経緯!脳梗塞を疑って取った行動
「特発性顔面神経麻痺(ベル麻痺)」発症時には、顔面の異変もそうでしたが、左耳の中と側頭部に”ズキンズキン”といった痛みがありました。

でも”一晩寝れば治るだろう”と思い一旦は寝たんですが、不意に夜中の3:00頃に目覚めたときにはもう右目が開かない状態でした。
現在、麻痺しているのは左側ですが、右目が開かないのです。(これ不思議です)
左目が顔面麻痺で開いたままで、自力では閉じられない状態です。
夜中に目が覚めた段階でも、顔面の異変、左耳と側頭部の痛みは改善されておらず、ますます不安になる一方で、咄嗟に思ったのが、”これは脳梗塞の前兆か?”ということ!
たまらず夜中に救急病院へと駆け込みました。
救急病院では、はじめに指が動くか?、目の動きは大丈夫か?、まっすぐ歩けるか?、足踏みで平衡感覚は大丈夫か?・・・
不思議にこの段階では、一時的に両目が動くようになっていました。
これが医者を混乱させた原因です。

ただその日の午後には自力で左目は閉じられない状態に戻り、顔の表情筋も動かせなくなりました。
いろんな検査を行った後、やはり医者は脳梗塞を疑い、すぐさまCT検査をやることにしました。
医者はCT画像を見てしばらく悩んでいましたが、その後、”CT検査は脳の出血は発見できるが細部までは分からない”とのことで、その後検査はMRI検査にまで及びました。
すべての検査で3時間ほど掛かりましたが、結果、脳には異常がないことだけは分かりましたが、この救急病院では原因が何なのか?はとうとう分かりませんでした。
この救急病院での医者との最後の会話は・・・
”救急病院は「紹介状」がないと治療ができませんので街医者で治療してください”
・・・そんな冷たい会話で終わりました。
ちなみに、この救急治療に掛かった費用はと言うと”18,290円!”
社会保険が利いていているにせよ、夜間救急診療は保険適用外(8,000円分)が掛かるので、目ん玉が飛び出るくらいの金額です。
ただ、この金額が高いか安いか(やっぱ高い!)は別にして、脳に異常がないことが分かっただけでも、これからの治療の選択肢が絞り込まれるので次の行動に移しやすい・・・
そう割り切ってこの治療費を受け入れることにしました。
これだけは言えるのが、今回、緊急検査でこれだけの対価が発生しましたが、急に脳に普段と違う痛みやにぶい違和感、視覚障害、味覚障害を感じたら悪いことは言いません。
とにかく急いで救命救急に駆け込むことです。
参考に私の発症経緯はこんな感じでした。
私を突然襲った顔面神経麻痺(ベル麻痺)発祥の経緯!
夜の10:00くらいにソファーに座ってテレビを見ていたら、急(ホントに急激です)に右側の顔面に、ふくらはぎによく起きる”こむら返り(痙攣)”に似た強い痛みが走ったんです。
初めて経験する”顔面の痛み!”・・・鈍痛に似た強烈な痛みでした。
そして痙攣の起きた右側ではなく、左側の目が徐々に閉じなくなっていきました。
(今↑ここの段階にいます)

痙攣に似た痛みは1分間くらい続いたと思います・・・長いし痛いし怖かったですよ。この1分間は!
もし脳梗塞だとしたら、いつ脳の血管がおかしくなっても不思議ではない状態ですし、明らかに経験したことのない異次元の痛みでしたから、これ以外、疑う余地はないのです。
さて、救命救急から”原因不明”と見放された私は、その日のうちに近くの”神経内科”(街医者)を訪ね、そのとき初めて「特発性顔面神経麻痺(ベル麻痺)」であることを知らされました。
突然襲いかかる「特発性顔面神経麻痺」の恐ろしい症状とは!
実際のところ、私が突然、特発性顔面神経麻痺(以降、ベル麻痺)に掛かったのは、はっきりと”肩こりや眼精疲労が原因だ!”と言い切れないところがあります。
でも私の場合、それ以外は考えられないのです。
後述する血液検査の結果でも特に問題がなかったからです。
とりあえず私のかかった「顔面神経麻痺(ベル麻痺)」とはどんなものか?、どういった症状なのか?をお話しすると、顔半分がこんな感じになってしまう病気です。
顔の片側半分の筋肉を動かそうと思っても意思は届かず、顔面が凝り固まって麻痺してしまう病気です。
一瞬、左の画像を見てビックリすると思いますが、私の場合、今の段階でここまでひどくはなく、人に見てもらっても、”そう言われれば確かにそうだね!”くらいのものです。
が、如何せん、左側の筋肉はピクリとも動いてはくれません。もう神経が麻痺している状態です。
(画像出典:Yahoo!ヘルスケアからお借りしました)
何に付け一番困ったのが、仕事していても家にいても、顔の筋肉が動かないことで物事に集中できないのです。

この症状ですが、私の場合、違和感はあるけと一応会話はできます。
顔の左の筋肉が動かないので左眼は閉じられないし、左の口角が垂れ下がっているので口から食べ物がこぼれるし、お茶なんて口に含んだ段階ですぐにこぼれるので絶対飲めません。
惨めなもんです。歯も満足に磨けないほどの情けない状態ですから・・・
「特発性顔面神経麻痺(ベル麻痺)」にかかる主な原因!
「特発性顔面神経麻痺(ベル麻痺)」にかかる原因は今だ医学的に明らかにされていませんが、考えられる要因としてウイルス感染によるものがあります。
そのウイルスの名前は誰でも一度は聞いたことがあると思います。
「ヘルペスウイルス感染」・・・聞いたことがありませんか?
神経に沿って帯状に走る「帯状疱疹」や、からだ中に表れる「水ぼうそう」などの症状が良い例です。
治療を受けている医師の話によると、”加齢やストレス”、”過労”などで体調を崩すと、徐々にウイルスに対する免疫力が低下し始めて、突発的に発症するケースが多いそうです。
この症状は比較的軽い状態の場合は、数カ月で自然治癒する場合もありますが、症状が重いと改善スピードが遅く、最悪、完全に完治しない方もいるそうです。
怖いことにヘルペスウイルスは、一度発症すると人のからだに何十年も潜伏し、加齢やストレス、過労などがひどくなると、再度ベル麻痺を発症させる可能性があります。
またビタミンB群不足による末梢神経障害もベル麻痺の原因のひとつです。
不規則な食生活をしている方は、ビタミンB群摂取に気をつけた方が良いということですね。(って他人ごとではないですが)
治療方法が見つからない「特発性顔面神経麻痺」(私の場合)
ベル麻痺の治療方法を決めるにあたり、先立って行われるのが血液検査から判明する「CRP定性・定量値」の度合いです。

CRP定性・定量値:C-リアクティブ・プロテインの略です
私自身、まったく聞いたことのない検査です。
この検査はウイルスなどによる炎症度合いを見るものだそうで、その度合いで今後の治療方法が決定されます。
普通、健康な方の「CRP定性・定量値」の正常値は0.2mg/dl以下で、0.9程度が軽い炎症、20.0以上だと入院が必要だそうです。
が、私の血液検査の結果では0.11mg/dlしかなく正常値以下でした。
この数値が高いほど重症というのは分かりますが、私の血液検査の結果を見る限り至って良好!
結果はウイルス炎症がない正常値を示しています。
これだけで判断できるものではない!とは思っていますが、では私はなんで「ベル麻痺」と診断されたのでしょうね。
見た目だけで判断されたのでしょうか・・・
顔面神経麻痺で必要のない薬の服用を一旦止めた理由!
もうこの症状を発症して1ヶ月以上経過していて、発症当初に比べれば少しは良くはなってきましたが、それは医者から出される薬によるものも然ることながら、自分で考えて行った「リハビリマッサージ」のおかげだと思っています。
最初は医者に処方されたお薬を毎日飲んでいましたが、あることに気付き、一部の薬を除き自ら服用を一旦中止しました。
「CRP定性・定量値」に異常がないのは明らかなので、この症状の原因は別にあるんだろうという疑問から、顔面を動かすリハビリマッサージを併用することにしたのです。
ちなみに当初、医者から処方されたお薬の山です。(それにしても多過ぎ)
「特発性顔面神経麻痺(ベル麻痺)」にかかる原因は、医学的に今だ明らかにされていないという理由からでしょう。
医者は明確な原因を今だ答えてはくれてません。
”原因が分からない”といった感じです。
それどころか、医者は薬の量を増やす方向で話をされるのです。これには私もさすがに違和感を覚えました。
「CRP定性・定量値」が正常であるにもかかわらず、必要のない感染症の治療薬も相変わらず出されているからです。
ウイルスによる感染症の治療には「バラシクロビル錠」が使われるのですが、「CPR定性・定量値」の値が正常値以下なので、これはもう飲む意味がないお薬なのです。
(必要のない薬を奨められても・・・です)
肩こりや眼精疲労と「特発性顔面神経麻痺」との因果関係
今回のこの症状は、私が患っている「変形性頸椎症」からくる”肩こり”と、不規則な食生活による”ビタミンB群不足”で、抹消神経障害が起きているのでは?と思っています。
血液検査でも異常が見つからないし、医者は明言を避けている(仕方のないことです)ので、わざわざ高いお金(1回行くと2~3千円)と時間(会社をあまり休めない)を掛けてまで続ける意味はないと思い、一旦、病院へ行く回数を抑えることにしました。
ただそのままでは顔面麻痺は改善されないので、自分なりに考えて、表情筋を活発にするための「リハビリマッサージ」と「市販の医薬品」に切り替えることにしました。
ベル麻痺で後遺症を残さないための自分でできるリハビリ方法
「ベル麻痺」で一番怖いのが後遺症です。
表情筋が動かない分、顔の筋肉がこり固まってしまって、なかなか治りにくくなる場合があります。
これは医者も同じことを言っていましたから本当のことでしょう。
まずは動かない顔の筋肉をどうやって動かすか?ということになりますが、一番簡単なのは、”顔に刺激を与えて動かす”、言わば刺激療法ってことになります。
ではどうやって?って考えたのですが、嫁の千早に聞いたら、”「フェイスローラー」が刺激があっていいかも!”とのことだったので早速試してみました。
使った「フェイスローラー」は2種類!
大きい丸玉が2つあるのがマッサージ(刺激)用で、細長いのがマッサージをした後の筋肉の緊張を取るためのものです。
このどちらも千早(嫁)から借りているものです。
女性の方なら分かると思いますが、この2つのアイテムは顔面神経麻痺のマッサージにものすごい効果を発揮してくれます。
特に丸玉の方は、顔の筋肉を”わしづかみ”するほど効果てきめんじゃないですか。
仕上げの細長い方もいい感じで、緩く顔の筋肉をほぐしてくれます。
ただ顔の筋肉への刺激はこれで十分ですが、原因と思われる肩こりや眼精疲労からきているであろう「抹消神経障害」の緩和が必要になります。
正直、病院でもらう薬は高いので、それと同等の成分を配合した医薬品を試そうとしているのですが、ネットで調べると、神経系機能の円滑化にはビタミンB6、神経細胞の機能維持にはビタミンB12が効果的!とあります。
この成分が神経系に良いことは、私が医者から処方されたお薬「メコバラミン」にもこの成分が含まれているのでこれは確かな情報です。
神経系医薬品を試す!アリナミンEXプラスとビタトレールEXP
「ベル麻痺」の治療法で、医師から処方された病院薬から市販の【医薬品】に切り替えることにしました。
理由は前述のとおりで、”無駄な処方薬はいらない”、”無駄に治療費が高い”といった理由からです。
市販の【医薬品】を選ぶにあたり注目する点が何点かあります。
1つ目は、”末梢神経改善効果があるものを選ぶ!”ということです。
これは、末梢神経の正常化のほかに、「変形性頸椎症」からくる肩こり、首こり、背中の張りなどを緩和してくれるという理由からです。
2つ目は、価格もそうですが、”信用のおける有名な製薬会社を選ぶ!”ことです。
市販薬(医薬品)は、薬機法に準拠して製造されているので、俗に言う”まがいもの”は皆無ですが、無名の製薬会社は配合成分を抑えて価格を安くしているケースも散見されます。
しっかりした製薬会社を選ぶことに越したことはありません。
3つ目は、アレルギー反応など、からだに対するリスクが小さい”第3類医薬品を選ぶ!”ことです。
私は医師から処方された「バラシクロビル錠」を飲んで、軽い意識障害みたいな感じになりましたから、そういった面ではリスクの少ない「第3類医薬品」の方が安心です。
そういった条件で【市販薬】を選んでいくと、タケダの「アリナミンEXプラス」や寧薬化学の「ビタトレールEXP」の名前が上がりました。
参考に、タケダの「アリナミンEXプラス」は誰でも知っているとおりこんな感じの錠剤で、1日1回、2~3錠を服用するものです。
医薬品は、ネットで購入した方が安く買えるので、いつも「爽快ドラッグ」さんを使っているのですが、それでも「アリナミンEXプラス」はやっぱり高いですよね。
270錠で6,645円なので、1錠24円もするんです。(実際これは高いです)
もう1つは、寧薬化学の「ビタトレールEXP」という市販薬ですが、こんな感じの錠剤で、服用方法はタケダの「アリナミンEXプラス」とまったく同じです。
このタケダと寧薬化学・・・どちらも有名な製薬会社ですが、この2つ医薬品の成分には不思議なことがあるのです。
医薬品は、薬機法のもとに厳重に作られていますが、調べるとこの2つ医薬品は、製薬会社は違えど、成分から配合量まで寸分違わずまったく一緒なのです。(効能もまったく同じです)
価格は寧薬化学の「ビタトレールEXP」の方が3,980円(363錠)と、タケダの「アリナミンEXプラス(270錠)」より安いし、しかも錠剤量も多く、1錠あたりに換算すると11円です。
これは多分、「ビタトレールEXP」はジェネリック医薬品なのでは?と思います。
とは言えジェネリック医薬品なので、この2つの「市販医薬品」はまったく同じ効果を発揮してくれるものです。
料理でいえば、”レシピがまったく一緒!”
誰が作ってもまったく同じ味になるって感じです。
どちらを選ぶかは人の好みですが、私はジェネリック医薬品に違和感はないので、寧薬化学の「ビタトレールEXP」を選択しました。
医者の処方薬は月に10,000円(治療費込み)くらいですが、「ビタトレールEXP」は6ヶ月で約4,000円で、【市販医薬品】を選んだ方が確実に費用が安くなるからです。
ベル麻痺治療薬を市販医薬品に切り替えたその後の改善効果!
「ベル麻痺」のリハビリと処方薬を市販に切り替えてから、およそ2ヶ月ほど経ちましたが、だいぶ顔の筋肉は動くようになってきました。
私の場合、ウイルス性ではなかった(だろう)ことと、市販医薬品の「ビタトレールEXP」に切り替えたことで、不規則な食生活で不足がちだったビタミンB群の補給ができたことが功を奏したと考えています。

今後、フェイスローラーによる顔の表情筋のリハビリと、市販医薬品を続けていけばかなり良くなると確信しています。
「特発性顔面神経麻痺(ベル麻痺)」は、早い人でも完治するのに数ヶ月掛かると言われていますから、この2ヶ月間での改善効果は順調とも感じています。
ただ思わぬご褒美もありました。
「アリナミンEXプラス」や「ビタトレールEXP」に始まる神経系市販医薬品って、”目の疲れ”、”肩こり”、”腰の痛み”を緩和するってキャッチコピーがありますが、あながち嘘ではなかったということです。
”肩こり”自体はPCでの仕事柄、”これはっ!”といった大きな効果は感じられませんが、眼精疲労には確実に効果があったと思います。
ブルーライトによる目の痛みに耐えかねて、いつもうざい”PCメガネ”を掛けていたのですが、そんなに必要はなくなりました。
”飲み続けているから効果があるだけ!”と言われればそのとおりですが、これはうれしい誤算!困っていた眼精疲労がだいぶ改善されました。
「特発性顔面神経麻痺(ベル麻痺)」になった自分への教訓!
最後になりますが、「特発性顔面神経麻痺(ベル麻痺)」は突然発症します。
ただ今思えば、それはそれで何かしらの予兆があった気がします。
顔面・・・特に片側の目の辺りが”ヒクヒク”する症状が続いたり、顔の表情筋が下に引っ張られているような違和感がそれです。
もしそういった自覚症状があるのでしたら、悪化する前に顔面緊張抑制成分で作られた「アイアクト」を使ってみるのも良いと思います。
リンク 顔面神経麻痺訴求
わたしは多分、ビタミンB群の不足による末梢神経障害だったと思うので、もしそういった症状を感じたら、「アリナミンEXプラス」や「ビタトレールEXP」のようなビタミンB群配合の市販医薬品を飲んで様子をみるのも良いかも知れません。
「特発性顔面神経麻痺(ベル麻痺)」は一旦発症したら間違いなく長く掛かります。
”予防対策”は万全に!それと”ビタミンB群不足はからだを壊す”
・・・それが私の教訓でした。
長くなりましたが、この記事が参考になればありがたいです。
敬一郎でした。
参考ですが、病院のリハビリ科で実際にリハビリを受けた内容について、その良し悪しを書いています。
