
★ちょっと前に「黒酢」が大ブームを起こしたことがありましたね。
この「黒酢」を世に知らしめたのは”やずや”さんだったと思います。
「黒酢」に多く含まれるアミノ酸効果で、血液サラサラや、生活習慣病、疲労回復、それに”ダイエット”にも働きかけるとして、メディアにも随分と取り上げられましたが、下火になった今でもヘルシー料理と「黒酢」の相性も良いということで、今だに油を使った料理にこの「黒酢」が使われています。
そうそう!黒酢は肩こりや首こりにも効果を発揮するヴィネガーなんですよ。
黒酢が肩こりを改善させるって不思議ですよね。
普通のお酢と黒酢の違い!健康維持には黒酢が最適
ちょっと疑問に思うことですが、普通のお酢と黒酢ってどんな違いがあるかご存知でしょうか?
まず、ご家庭で使っているお酢は醸造酢と呼ばれるもので、穀物酢の米酢や黒酢、果実酢ではリンゴ酢やブドウ酢がこれにあたります。
家庭でよく使っているものが「米酢」ですが、名の通りお米を発酵させて作られていて、色も薄い黄色です。
穀物ベースのお酢は、昔はその製造過程で酸っぱさを取り去れませんでしたが、最近ではこの酸っぱさを軽くした”すし酢”やドレッシングの代わりにもなる野菜専用のお酢が作られています。
ご家庭では酢の物や酢豚などに使われていると思いますが、実はお寿司屋さんでもこの米酢が使われています。
もちろん、焼肉や揚げ物にも合う”味ぽん”や”ゆずぽん”にもこの醸造酢がベースで作られています。
かたや「黒酢」は玄米や精米歩合の低いお米、大麦などを原料として作られています。
米酢が半透明の薄い黄色の色に対して、黒酢は茶色い琥珀色をしています。
米酢は酸味が強く鼻に付くような香りがしますが、黒酢は酸味も比較的弱くまろやかな風味と香りが特徴で、料理に使ってもコクが出やすいのが黒酢の方です。
米酢と黒酢の大きな違いは、原料がお米という点では共通ですが、製品化されたときの栄養成分の量が大きく異なります。
ただ、この話は長期熟成された100%の黒酢の場合です。
スーパーやコンビニでも黒酢を見掛けるようになりましたが、ほとんどが長期熟成されていないものばかりなので、これとは比較になりませんが、長期熟成された純度の高い黒酢は米酢よりもアミノ酸とクエン酸が多く含まれていて、健康を維持するための栄養素も米酢に比べ格段に多いのです。
黒酢が今でも健康の源として多くの方に愛飲されているのは、黒酢がもたらす健康維持効果が多くの方に支持されているからです。
では、黒酢ってからだにどんな効果をもたらすかってことですが、黒酢の健康機能は以下の効果が確認されています。
黒酢(酢酸)に確認されている健康機能!
<黒酢(酢酸)に認められている健康機能!>
- 血圧低下
高血圧ぎみの方が黒酢を毎日15mlを飲み続けた結果、1~2ヶ月後に血圧が低下。
(出展:食酢配合飲料の正常高値血圧者および軽症高血圧者に対する降圧効果健康・栄養研究Vol.6) - 疲労回復
運動後に糖と黒酢を摂取した場合、筋肉の収縮のためのエネルギー源となるグリコーゲンが肝臓と筋肉に蓄積。 - カルシウム補給効果
黒酢(酢酸)は不足がちな体内のカルシウムの吸収を促進させて、新陳代謝を活発にし骨形成を改善。
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この3つの効果のほか、これがもたらす相乗効果で多くの国内のお酢メーカーが以下の効果に働きかけることを確認しています。
- 血液サラサラ効果のサポート!(黒酢に含まれるアミノ酸による血流改善)
- 疲労回復効果への働きかけ!(血流改善による)
- ダイエット効果!(肝臓のコレステロールを低下させる作用)
- 美肌・美容効果!(黒酢には米酢、果実酢と比べて強い抗酸化作用がある)
- 抗酸化作用で老化防止効果!(同上)
- 冷え性の改善効果!(血流改善による)
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こう見ると、黒酢の飲用効果ってものすごいものがありますよね。
下手な栄養食を食べるより、黒酢を飲むだけでこれだけの効果があるのですから。
ただ、この黒酢はいくらまろやかな風味があると言っても、所詮、お酢はお酢です。
直接飲むにはやはりキツイので、水で薄めたりハチミツで割って飲むと良いです。
それと、この健康維持効果を発揮させるには、やはり熟成成分を凝縮して作られているサプリメントには敵いませんし、効果の出方も大きく変わってきます。
なので、からだの疲れが取れないとか高血圧が気になる方には、一時だけでも凝縮サプリメントを服用して、ある程度効果が感じられてから黒酢を飲むようにした方が、からだへの負担も少なくなるし長く続けられます。
黒酢が”こり”に良いとされる理由!
スーパーで売られている黒酢と比較するのもなんですが、100%純粋な熟成黒酢には、豊富なアミノ酸やクエン酸が豊富に含まれています。
米酢と違って、黒酢は3年とか5年、10年と熟成させることで、その栄養素とコクを作り出すことに成功しているわけです。
その黒酢ですが、”お酢を飲むとからだが柔らかくなる”という話を聞きますが、これは強ちウソではありません。
黒酢に多く含む「クエン酸効果」には、肩こりや首こりで凝り固まった筋肉に溜まっている乳酸を無害な水と炭酸ガスに分解する作用があって、筋肉痛を和らげて疲労を取り除いてくれる効果もあります。
また黒酢に含まれるアミノ酸には血流や血行を良くする効果があるので、合わせ技で肩こりが解消されるわけです。
だったら、そのまま飲めば良いのでは?と思いますが、お酢は食用酢といってもあくまで”酸”ですから、そのまま飲むと胃腸壁を荒らして内臓細胞を傷めてしまう効果があるので、原則、希釈して飲む必要があります。
また、”酸”はカルシウムに反応します。
歯のエナメル質は”酸”に弱いですから、そのまま飲むとエナメル質を溶かしてしまう可能性もあります。
直に飲むにしても、タイミングとして胃腸の動きが鈍くなっている夜や、寝る前には飲まないように、できるだけ食事中の飲用が最適です。
今まであまり考えなかった黒酢の効果!
お酢は毎日食せるものではないですが、からだの健康維持には欠かせないヴィネガーです。
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ひとつお話しすると、この健康維持効果は醸造用アルコールを混入させた安物の合成酢では効果がないそうです。やはり熟成させた黒酢に効果が認められています。
黒酢で健康維持!
参考になさってください。千早でした。
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